女将ブログ

思い出す事

  せっかく出かけた買い物だが、目当ての物は見つからず、半分あきらめてスターバックに入ることにした。
 店内はけっこう混んでいたので、外の、といっても、ヨウカドウの一階の広場に出るだけなので屋内には変わりないのだが、少し開放感のあるテーブルについた。
 携帯を操作するともなくさわりながら、豆乳ラテをすすり、ふとまなざしを上げると、5メートル程先に、無造作に後で髪を束ねた女性がベンチに腰掛けているのが見えた。

 女性は、がっくりと首を前側に落とし、時々ガクン、ガクンと体が揺れる。疲れ果て寝いっているようだ。しかも、腕には、2歳程の幼児を抱えている。熟睡すれば、今にも取り落としてしまいそうだが、その両の腕は子どもをしっかと抱えて離さない。また、その子も安心してぐっすりと寝入っているようだ。

 その様子を見つめているうちに、自分の子どもたちの幼い頃に想いが放たれる。

 欲も得も無く、ただ眠りたかった頃、でも子どもが起きているうちは母親は眠る事は出来ない。代わってくれる人も居ない。そうだ、私も、あのように子どもとともにベンチで寝入った事が何度もあった。

 そうやって育てた子どもたちは、さて、どこへ行くのやら。どうなって行くのやら。

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